踵重心がもたらす巻き爪とゴルフスイングへの影響・アーリーエクステンションの関係 vol.393

よく耳にする踵重心

ゴルフスイングにおいて、体の重心バランスは非常に重要な要素です。多くのゴルファーが安定したスイングを追求する中で、知らず知らずのうちに踵(かかと)重心に偏ってしまうことがあります。踵に体重がかかりすぎると、スイングの効率が低下し、最も一般的なスイングの課題の一つである「アーリーエクステンション」に繋がりやすくなります。

8割はアーリーエクステンション

アーリーエクステンションとは、スイング中に体が早く立ち上がってしまう動作のことを指します。ダウンスイングからインパクトにかけて、下半身の使い方や体重移動に問題があると、スイングの途中でバランスを取るために無意識に体が伸び上がってしまいます。これにより、クラブフェースの安定性が失われ、正確なインパクトが難しくなり、結果的にショットの精度や飛距離に悪影響を与えるのです。

踵重心は悪影響

特に、踵重心のゴルファーはこのアーリーエクステンションに悩むことが多いと言われています。踵に体重を置くことで、足全体でのバランスが崩れ、下半身がうまく機能しなくなるからです。体が自然に前方に倒れ込むのを防ぐために、スイング中に無意識に体を起こし、バランスを取ろうとする動作が生まれます。この現象は特にゴルファーが力を入れすぎたり、プレッシャーを感じているときに顕著です。

そこで今回は、踵重心がスイングにどのような影響を与えるのか、そしてアーリーエクステンションを防ぐための具体的な対策について掘り下げていきます。しっかりとした重心バランスを身に付けることで、スイングの安定性を向上させ、より正確で力強いショットを打つことが可能になります。

巻き爪ケア

さて、当院でも新たに巻き爪ケアを提供することとなり、ここで巻き爪とゴルフスイングの関係についても少し考察してみたいと思います。巻き爪は、親指などの足の指に痛みをもたらし、歩行や立ち姿勢に大きな影響を与えることがあります。そして、この痛みを避けようとするあまり、無意識のうちに体の重心が踵に偏りやすくなり、それがゴルフスイングに影響を及ぼすのです。

鶏が先か、巻き爪が先か

よく、巻き爪で指が痛いから踵重心になってしまうという方がいますが、これは、鶏が先か、卵が先かみたいな話になります。これについて、巻き爪が先ではなく、踵重心になる様々な要因が、巻き爪を発症させ、ゴルフスイングに影響を与えるという順番でしょう。遺伝的な形状で巻き爪という方もいるかもしれませんが、ほとんどは指以外のところが影響した結果として巻き爪が起きてくるということです。

巻き爪による痛みがあると、スイングのアドレス時やフォロースルーの際に、足のつま先部分に負担をかけないように踵重心になりがちです。この体重バランスの崩れが、前述のアーリーエクステンションの原因ともなり、スイングの安定性やインパクトの精度に悪影響を及ぼします。また、痛みを回避しようとするために、下半身の動きが制限され、スイング全体がぎこちなくなる可能性もあります。

このようなことから、巻き爪のケアはゴルフパフォーマンスの改善にとっても重要です。足元の健康を整えることで、正しい重心バランスが取り戻され、スイング全体がスムーズかつ効率的になる可能性があります。

当院では、巻き爪ケアを通じてゴルファーの皆様が快適にプレーできるようサポートを提供しています。ゴルフスイングと足元の健康のつながりに着目し、最適なパフォーマンスを発揮できるように整えていきましょう。

専門スタッフが対応

巻き爪ケアについては、専門スタッフが対応します。
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