日曜日診療の大切さ ~4歳の脱臼を通して考える~ vol.411

私が日曜日診療を始めたのは、今年の7月からです。それ以来、緊急性のある症例や急な怪我に対応する機会が増え、改めて日曜日診療の意義を実感しています。特に子供たちの怪我は、週末や部活動が行われる土日に起こることが多く、早期の処置がその後の回復に大きな影響を与えると感じています。

先日、4歳の女の子が肘を脱臼して来院しました。脱臼の治療は年齢によってもアプローチが変わります。1歳や2歳の子供の場合、まだ状況を理解していないため、比較的スムーズに治療を進めることができます。しかし、4歳になると、少しずつ自分の体の状態に対して敏感になり、痛みや不安を感じるため、治療には少し工夫が必要です。

この時も、女の子は痛みと恐怖で泣いていましたが、何とか治療を終えると、驚くほど早く回復しました。数日後、彼女が元気になって再び来院し、笑顔で自分の腕を見せてくれた時には、本当に感動しました。このような瞬間こそが、私がこの仕事を続けている理由の一つです。

子供たちの怪我や部活動による負傷は、特に週末に起こることが多く、できるだけ早い段階で適切な処置を行うことが、その後のスムーズな回復に繋がります。だからこそ、日曜日の診療は、地域の子供たちや保護者にとって重要なサポートの一つだと考えています。

これからも継続できるよう頑張ります。