「GOOD LUCK」と蘇る青春の夢 vol.413

「GOOD LUCK」と蘇る青春の夢、そして城南島海浜公園へ

ネットフリックスで偶然見つけたドラマ「GOOD LUCK」を、20年ぶりに一気に見ました。その瞬間、18歳の頃の自分が鮮明に蘇ってきました。当時、私はオープンキッチンのフレンチレストランでシェフになる夢と、もう一つパイロットになる夢を抱いていました。

なぜパイロットになりたかったのか、具体的な理由は思い出せません。ただ、空港で見かけるパイロットの姿に強く憧れていたのかもしれません。制服に身を包み、大空を自由に飛ぶその姿は、私の心を大いに揺さぶりました。実際、航空大学校を進路の一つとして真剣に考えていた記憶があります。しかし、高校生活はバレーボール一色。3年間、大学や将来のことを深く考える時間もなく、ただ目の前の試合や練習に全力を注いでいました。

木村拓哉さんのドラマは、シェフや美容師など、多くの若者の職業選択に影響を与えると言われています。もし私が進路を選ぶ時期に「GOOD LUCK」が放映されていたら、間違いなくパイロットを目指していたでしょう。ドラマを見終わった後、その思いはさらに強くなりました。

その思いに突き動かされて、先日、ドラマの撮影地でもある城南島海浜公園へ足を運びました。公園から見える羽田空港に着陸する飛行機の姿は、まさにドラマのワンシーンを彷彿とさせます。頭上を通過する飛行機の轟音とともに、あの頃の夢が鮮明によみがえり、胸が高鳴りました。海風に吹かれながら、過去の自分と現在の自分が重なり合うような、不思議な感覚に包まれました。

「GOOD LUCK」を通じて、そして城南島海浜公園への散歩を通じて、忘れていた情熱や夢を思い出すことができました。それは、これからの人生を見つめ直す良い機会となりました。今からでも遅くはない、新しいことに挑戦する勇気を持ち続けたいと思います。たとえパイロットにはなれなくても、空への憧れを形にする方法は他にもあるかもしれません。

転職は考えていませんが、常に心がけていることは、挑む勇気を失わないこと。これにつきます。

人生の選択は、その時々の環境や出会いによって大きく変わるものだと改めて感じます。過去を振り返ることで、どの道を選んでも、それぞれに価値があり、学びがあるということに気づきました。バレーボールに打ち込んだ日々、現在の職業を通じて得た経験や人とのつながり、すべてが私の人生を豊かにしてくれています。

人生は一度きりです。過去の選択に後悔するのではなく、これからの選択を前向きに考えていきたいものです。「GOOD LUCK」というタイトルのように、自分自身にも「幸運」を信じて、新たな一歩を踏み出してみようと思います。